【GIMP2.10日本語版】GIMP初心者の方は知っていた方がいい話
写真をカメラやスマートフォンで撮影してそのままメールやホームページなどにアップしていませんか?
撮影したままの写真ファイルはネット上では容量が大きすぎます。
GIMPを使ってサイズを小さくする方法と適切な保存形式も解説します。
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ネットで使う写真の適正なサイズ調整
GIMPに読み込んだ写真のサイズや解像度を調べるにはメニューバーの
「画像」⇒「画像の拡大・縮小」を選択します。
表示されたウインドウの「キャンパスサイズ」が画像サイズです。
デバイスやモニター画面上で表示させる写真サイズはpx(ピクセル)の単位が便利です。
印刷物などを制作するときは、単位をmm(ミリ)に変換すると便利です。
解像度は印刷物に使う写真は300dpiに通常します。
デバイスやモニター画面上で表示させる写真は72dpi程度でも綺麗に表示されます。
解像度とは?
写真を拡大するとドットが見えてきます。
解像度が大きいほど(数字が大きいほど)1インチ内に密集するドットの数も細かくなり多くなります。そのため繊細な色や鮮やかさを表現できます。
ネットで使う写真は、横幅が900px以内がおすすめです。
これ以上のサイズはパソコン画面からはみ出たり、不要に容量が大きくなります。
※SNSなどのヘッダー用の写真で横幅1200px以上という指定がある場合は別です。
友達に写真を送るにしてもデータ量を無駄に使わせたりするので気を付けたいです。
画像ウインドウの表示を100%にした時が、ディスプレイでの表示サイズです。
ノートパソコンなどの画面からはみ出なく見やすいサイズにすることが必要です。
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写真を拡大すると画質は悪くなる
写真をレイアウトするときに気を付けたいのは、写真を縮小して配置するときは写真の画質に問題はありません。
ただし、写真を拡大すると画質は悪くなります!
一度サイズを固定するとサイズや解像度が固定されます。
写真を小さくする分はドットも密集するので画質は悪くなりませんが、
写真を大きくすることは、固定されたドットを引き延ばすことなので画質は悪くなります。
レイアウトの時点では写真は大きめに配置しておき、微調整の範囲で拡大縮小をすることをおすすめします。
GIMPの適切な保存形式
GIMPで写真を書き出して保存することを「エクスポート」といいます。
手順は、メニューバーの「ファイル」⇒「名前を付けてエクスポート」を選択します。
開いたウインドウ内の「ファイル形式の選択」のチェックをクリックします。
写真のファイル形式は「JPG画像」を選択します。
画質の調整をして「エクスポート」します。
「TIFF画像」形式は非圧縮で保存できますので、エクスポートする素材を再度編集する場合は「TIFF画像」形式で保存して再利用することで画質の低下を防ぐことができます。
背景を透明のまま保存したいときは、「PNG画像」形式で保存します。
「Photoshop画像」形式でも背景を透明のまま保存できます。
以上の事はみんな知ってると思ってあまり説明しない部分です。
でも初心者の方は意外と知らないことなのであえて記事にしました。
動画では詳細が分かるように詳しく解説していますので動画も参考にしてみてくださいね!