GIMP2.10日本語版にバージョンアップしてからのツールボックスの設定

GIMPは最近バージョン頻度も多くなり今回GIMP2.10.18にバージョンアップしてからツールボックスの仕様も変わりました。

ツールがグループ化され作業がやりづらくなった気がしますが、設定で以前の全表示に戻すことができますのでその設定方法と、写真の読み込み方、写真の移動、写真の拡大・縮小、選択範囲の使い方、選択範囲の境界のぼかし方を簡単に説明します。

動画でもわかりやすく説明してるので参考にしてください。

GIMP2.10.18 基本操作の講習「動画」

バージョンアップでツールボックスがグループ化

GIMPがバージョンアップされてからツールボックスがグループ化されツールの表示が少なくなっています。

GIMPがバージョンアップされてからツールボックスがグループ化されツールの表示が少なくなっています。

ツールの右下に三角のタブマークがあるツールの上にカーソルを置いて右クリックすると関連するツールがリスト表示されます。

ツールの右下に三角のタブマークがあるツールの上にカーソルを置いて右クリックすると関連するツールがリスト表示されます。

スッキリしていいのかもしれませんが、ツールを探すのがめんどくさくなっています。

使い方によっては、最後に使ったツールが表示されるので、よく使うツールのみが表示できますが、最初から全部表示されていた方がやはり便利です。

GIMPツールボックスの設定方法

  メニューの「編集」⇒「設定」を選択します。

メニューの「編集」⇒「設定」を選択します。

設定画面が表示されたら、左側の項目で「ツールボックス」⇒「Use tool groups」のチェックを外します。

設定画面が表示されたら、左側の項目で「ツールボックス」⇒「Use tool groups」のチェックを外します。

ツールボックスにツールが全表示されました。

ツールボックスにツールが全表示されました。

やはりこのスタイルの方が作業しやすいと思います。
「OK」をクリックして設定画面を閉じます。

新しいテンプレートの設定方法

新しい画像を作るにはテンプレートを使います。 「ファイル」⇒「新しい画像」を選択します。

新しい画像を作るにはテンプレートを使います。

「ファイル」⇒「新しい画像」を選択します。

新しい画像作成ウインドウが開いたら、テンプレートの右側をクリックします。 テンプレートとして各用紙サイズが設定されていますので、制作したいサイズを選びます。

新しい画像作成ウインドウが開いたら、テンプレートの右側をクリックします。

テンプレートとして各用紙サイズが設定されていますので、制作したいサイズを選びます。

今回はA4サイズを選びます。

GIMPに写真の読み込み方法

GIMP内に写真を読み込む方法は、GIMPに写真をドラッグしても読み込めます。 今回はメニューの「ファイル」⇒「レイヤーとして開く」を選択して写真を読み込みます。

GIMP内に写真を読み込む方法は、GIMPに写真をドラッグしても読み込めます。
今回はメニューの「ファイル」⇒「レイヤーとして開く」を選択して写真を読み込みます。

読み込む写真を選択すると「カラープロファイル」ウインドウが開きます。 今回は「変換」を選択します。

読み込む写真を選択すると「カラープロファイル」ウインドウが開きます。
今回は「変換」を選択します。

「カラープロファイル」に関しましては別記事で詳しく説明していますのでこちらを参考にしてください。

GIMP(日本語)使い方 – 写真を開くと表示するカラープロファイルとは?

GIMP「移動ツールで」写真の移動

読み込んだ写真を移動するときは、ツールボックス内の「移動ツール」を選択して写真を動かします。 ショートカットキーは「M」キーです。

読み込んだ写真を移動するときは、ツールボックス内の「移動ツール」を選択して写真を動かします。

ショートカットキーは「M」キーです。

GIMP写真のサイズ変更は「拡大・縮小ツール」

写真のサイズを変更するときは「拡大・縮小ツール」を選択してサイズを変更します。

写真のサイズを変更するときは「拡大・縮小ツール」を選択してサイズを変更します。

写真のサイズを変更するとき縦長になったり潰れたサイズになることを防ぐために、ツールオプションの「縦横比を維持」にチェックを入れておくと、縦横比を保った状態で拡大・縮小できます。

写真のサイズを変更するとき縦長になったり潰れたサイズになることを防ぐために、ツールオプションの「縦横比を維持」にチェックを入れておくと、縦横比を保った状態で拡大・縮小できます。

写真のサイズを変更したら「Enter」キーで決定しますが、決定後写真のサイズを変更したい場合があります。

縮小するのは大丈夫ですが、決定後の写真拡大は画質が落ちます。

その場合は、「Ctrol+Z」キーで前の作業に戻ってやり直してください。

写真のサイズを決定する前に、写真の四隅のマークでサイズを調整して、写真の中心にあるマークをクリックしたまま移動させて位置を決めます。

写真のサイズを決定する前に、写真の四隅のマークでサイズを調整して、写真の中心にあるマークをクリックしたまま移動させて位置を決めます。

サイズと位置が決まってから、「Enter」キーを押してサイズを確定します。

GIMP写真の整列方法

写真を複数枚レイアウトすると、左揃えや中心揃えにしたい場合がありますよね? GIMPでのやり方を説明します。 ツールボックスで「整列ツール」を選択します。

写真を複数枚レイアウトすると、左揃えや中心揃えにしたい場合がありますよね?
GIMPでのやり方を説明します。

ツールボックスで「整列ツール」を選択します。

整列を基準にする写真を最初にクリックして選択します。 次に、合わせたい写真を「Shiftキー」を押したままクリックして選択します。

整列を基準にする写真を最初にクリックして選択します。
次に、合わせたい写真を「Shiftキー」を押したままクリックして選択します。

ツールオプション内の「左揃え」をクリックすると、基準にした写真に揃えて 左揃えします。

ツールオプション内の「左揃え」をクリックすると、基準にした写真に揃えて 左揃えします。

写真の間隔を揃えたい場合は、上部の写真を最初にクリニックして選択します。 次に間隔を揃えたい写真をクリックして選択します。

写真の間隔を揃えたい場合は、上部の写真を最初にクリニックして選択します。

次に間隔を揃えたい写真をクリックして選択します。

ツールオプションの「オフセットY」軸に数値を入力します。

「中央(垂直方向)を基準に並べる」を選択すると写真の間隔が整います。

GIMP楕円ツールで切り抜き

写真の一部を楕円形にぼかして切り抜いてみたいと思います。 ツールボックスで「楕円ツール」を選択します。

写真の一部を楕円形にぼかして切り抜いてみたいと思います。

ツールボックスで「楕円ツール」を選択します。

ツールオプションの「縦横比固定」にチェックを入れるとまん丸になります。

ツールオプションの「縦横比固定」にチェックを入れるとまん丸になります。

丸く切り抜きたいところを範囲選択して、写真の上で右クリック「選択」⇒「境界をぼかす」を選択します。

丸く切り抜きたいところを範囲選択して、写真の上で右クリック「選択」⇒「境界をぼかす」を選択します。

ぼかす設定ウインドウが開いたらぼかす量を入力します。 数字が大きくなるほど境界がぼけます。

ぼかす設定ウインドウが開いたらぼかす量を入力します。

数字が大きくなるほど境界がぼけます。
入力したら「OK」をクリック。

また、右クリックして「編集」⇒「コピー」を選択して丸く選択した部分をコピーします。

また、右クリックして「編集」⇒「コピー」を選択して丸く選択した部分をコピーします。

右上レイヤーダイアログ内の非表示にしたいレイヤーの目玉マークをクリックして非表示にします。

コピーした元となる写真のレイヤーを非表示にします。

右上レイヤーダイアログ内の非表示にしたいレイヤーの目玉マークをクリックして非表示にします。

ダイアログ内の「新しいレイヤーを追加」マークをクリックして新しいレイヤーを追加します。

ダイアログ内の「新しいレイヤーを追加」マークをクリックして新しいレイヤーを追加します。

新規レイヤーに張り付けます。 写真の上で右クリックして「編集」⇒「貼り付け」を選択して貼り付けます。

新規レイヤーに張り付けます。
写真の上で右クリックして「編集」⇒「貼り付け」を選択して貼り付けます。

ダイアログ内のフローティングを固定(いかりマーク)をクリックしてレイヤーに固定します。

ダイアログ内のフローティングを固定(いかりマーク)をクリックしてレイヤーに固定します。

レイアウトが完成しました。

レイアウトが完成しました。

GIMP背景を塗りつぶす方法

ツールボックスの描画色をクリックして黒色にします。

ツールボックスの描画色をクリックして黒色にします。

「塗りつぶしツール」を選択して、背景の白い部分をクリックします。

「塗りつぶしツール」を選択して、背景の白い部分をクリックします。

背景が黒く塗りつぶされて完成です。

背景が黒く塗りつぶされて完成です。

GIMPでは簡単に高画質で編集できるので写真集や印刷物にも対応しています。

記事の説明だけではわかりづらい部分もあるので動画を参考に練習してみてくださいね!