GIMP「Distorts」 filter(フィルター)機能の使い方と日本語化

GIMPには写真を加工するためのFilter(フィルター)機能があります。フィルター機能のなかで、写真画像をゆがめたり、曲面にしたり、波紋にしたりなどの加工ができる「Distorts 」フィルターをご紹介します。

「Distorts 」フィルター

「Distorts 」フィルターを使う場面としましては、イメージ画像として使う場合に適しています。

「Distorts 」フィルターを使うときは、人物や動物などの写真ではなく、光や色鮮やかな規則性のある写真にフィルターを適用することでデジタルアート的な作品に仕上がります。

GIMPで写真の色調を加工する場合はメニューの「色」の項目を編集しますが質感などは「フィルター」機能を使って加工します。

「Distorts 」フィルターを使ったサンプル

「Distorts 」フィルターを使ったらデジタルアート的な作品に仕上がりになります。

デジタルアート的な作品に仕上がり

[chat face=”ed900fdf208fd4ab4508da88ff79b4a5.gif” name=”キッズくん” align=”left” border=”red” bg=”red”]アートな幾何学模様が簡単にできるよ♪[/chat]

こちらの夕景の写真にいろいろな「Distorts 」フィルターを適用してみます。

夕景の写真にいろいろな「Distorts 」フィルターを適用

おしゃれなカフェでコンセントのある席を探す必要ありません! これがあればどこでも何時間でもパソコンやスマホで作業できます。 軽くて小さいので持ち運びが便利!大容量だから1日作業できます。

フィルター機能日本語化「Distorts 」

 

Distorts → Apply Lens レンズフィルター

画像が曲面レンズのように丸く膨れます。
文字などの画像は飛び出る感じに表現できます。

Distorts → Apply Lens レンズフィルター

Distorts →Emboss エンボスフィルター

エンボスとは明暗部分を凸凹にして質感をだします。

Distorts →Emboss エンボスフィルター

Distorts →Engrave 彫金フィルター

白黒のストライプになります。


Distorts →Lens Distortion レンズ補正

円を描くように画像が溶けます。

Distorts →Lens Distortion レンズ補正

Distorts →Mosaic モザイク画

モザイク画になります。

Distorts →Mosaic モザイク画

Distorts →Polar Coords 画像を変形し円形または矩形

四角のマスが永遠に続く感じ。

Distorts →Polar Coords 画像を変形し円形または矩形

Distorts →Ripple 波紋

画像が波打ちます。

Distorts →Ripple 波紋

Distorts →Shift ずらしフィルター

細かい波形のようになります。


Distorts →Value Propagate 色が周囲を染める
(Mode:Color to peaks)

Modeを「Color to peaks」にすると、かすれた感じになります。

Distorts →Value Propagate 色の境目に作用して色が周囲を染まる

Distorts →Video Degradation ビデオの走査線

テレビなどのインターレース(走査線)をイメージします。

Distorts →Video Degradation ビデオのようなインターレース作用

Distorts →Wave 波紋

調整が必要ですが波紋が表現できます。

Distorts →Wave 波紋
Distorts →Wave 波紋調整
若干調整が必要です。数値を変更するとリアルタイムで画像が変更します。

Distorts →Wind 風

画像が風のように流れます。写真によっていい効果が得られるかもしれません。

Distorts →Wind 風

[box04 title=”まとめ”]今回は夕焼けの写真を使いましたが、いろいろな写真で試してみると思わぬ効果があったりします。
いろいろな写真で試してみてね![/box04]

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